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2012年8月3日金曜日

Fender USA Yngwie Malmsteen Signature Update

所有ギターの紹介。
こちらは主に鑑賞用になっている、というか勿体無くてあまり使えないFender USA製のYngwie Signatureモデル。
ここでまとめたように、Fender USAから出ているYngwie Signatureモデルの3バージョン目のもの。
自分がいちばん好きなスペックだ。
ラージヘッド、CBSロゴファーストバージョン、ブレットナット、ブラスナット、Jim Dunlop#6000のスーパージャンボフレット、深いスキャロップ、細いネック、アンカーボルトネックマウントシステムの4点止、アルダーボディ、フロントとセンターピックアップはDimarzio YJM(現HS-4)、リアピックアップが同じくDimarzioのHS-3、プレスサドルのシンクロナイズドトレモロという、個人的には最高のスペック。
以前からFender USAのYngwie Signatureが欲しいと思っていたが、このギターの前のバージョンはブレットナットではなかったり、イマイチなスペックだったところにこれが発売され、すぐに飛びついた。
この前のモデルからYngwie SignatureのヘッドロゴはCBSのファーストバージョンがベースのものになる。
ブレットナットがついているヘッドにこのロゴというストラトなんてオリジナルで本当に存在するのかと思っていた。
というのもブレットナットが採用されるのとCBSロゴがセカンドバージョン(WITH SYNCHRONIZED TREMOLOという表記がなくなるもの)になるのが同時期だからだ。
資料などではどちらも71、72年ごろからということになっている。
ただ、どちらもしっかり同時に切り替わったわけではなく、若干ズレて製造されたものもあるようで、少なくともYngwie本人はブレットナットでCBSロゴファーストバージョンのオリジナルを所有しているらしい。
なのでブレットナットにCBSロゴファーストバージョンというスペックが実際に存在するということになる。
CBSロゴファーストバージョンと呼ばれる、黒文字に金の縁のトランジションロゴに「WITH SYNCHRONIZED TREMOLO」という太文字、パテントナンバーが2つその下に記載されているロゴは、68年ごろに採用され、71、72年ごろにセカンドバージョンと言われるものに変わる。
セカンドバージョンは「WITH SYNCHRONIZED TREMOLO」という文字がなくなり、パテントナンバーも1つに減る。
また71、72年ごろからトラスロッドの調整ナットがヘッド側にブレットナットと呼ばれる飛び出した形に変わる。
なので、Fender Japanなどの通常の71年および72年モデルは「WITH SYNCHRONIZED TREMOLO」がない、CBSロゴのセカンドバージョン(正確にはFender Japanのロゴはパテント番号が入っていないので、セカンドともサードとも言えるが)でブレットナットとなる。
ファーストロゴは貼りメイプル、セカンドロゴはブレットナット、というイメージが強いが、そうじゃないスペックも当時からあるっていうことで。
また、このギターを手にする前は、アルダーボディのギターを手にしたことがなかった。
初めてアルダーのギターを弾いたが、ギターの材質でこんなにも響きが変わるんだ、ということを再認識した。
ソリッドボディのエレキギターは、音のキャラクターの大半はピックアップで決まると思う。
もちろん弦やブリッジ、ナット、ペグ、ネック材質、ボディー材質などによっても変わってくるものであるとは思うが、ピックアップの違いによる音の変化に対する、それ以外のものの変化は、それほど大したものではないと思っていた。
たとえば、自分的には、ローズウッドのネックとメイプルのネックでは、弾き心地に違いはあれど、サウンドには大きく影響はしていないと感じる。
なので、ボディ材質もそんなに大きく影響しないと思っていたが、このギターを弾いて、少なくともアンプを通さない生音は結構違うことがわかった。
ただ、エフェクターを通して、アンプからOverdriveな音を出してしまうと、それほどの違いには繋がらないようにも思うが。
ただ、自分の身体に伝わる音の振動はぜんぜん違う。
これは弾き心地につながるので結構重要かもしれない。
バスウッドはあんまり振動しない感じ。アルダーはかなり振動が身体に伝わってくる感じ。
またこのギターは今までのYngwieモデルの中でも極端にネックが細い。
ジャンボフレットに、スキャロップ、そしてこの細いネックという構成が、これがまた弾きやすい。
とってもお気に入りだが(その分値段も貼ったが)、もったいないので、ほとんど観賞用。
ピックガードの保護シールは剥がしたが、トレモロのアーム部分のシールはまだ剥がしていないし、その他全く手を入れてはいない。(Dimarzio Cliplockストラップは付けたけど)
見るだけでテンションが上がるこの一本は当面観賞用になってしまうかな。

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